代表者 大津 朱里 氏
1988年広島県生まれ岡山市在住の2児の母。
高専卒業後、東証一部メーカーにて8年間、設計と営業を経験。妊娠時の長期入院で専業主婦に。子どもを保育施設に預けるまでの活動(以下、「保活」)の大変さを実感し、本事業を考案。家族の後押しもあり、プログラミングを独学で習得し起業。ほいらく(保育をらくに楽しく)をコンセプトに、アナログの保活をデジタルにトランスフォーメーションし、「子育て世代にも優しい社会を創る」ことをミッションとしています。
妊娠時、保活を実施し、動きすぎとストレスで切迫早産による入院。コロナ禍で保育施設の見学にも思うように行けないママたちをなんとかしたい!と思ったことが起業のきっかけです。
2020年4月時点で、岡山市の待機児童数は全国ワースト4位。保活のDXも進んでいませんでした。そこで私自身、保育施設の検索ポータルサイトを立ち上げ、ママたちの情報収集を楽にしようと考えました。保活の大変さを体験した私だからできるママ目線サイトづくりが強みです。
起業後は、子育て支援と同時に、保育士や行政にとっても負担軽減につながる事業に取り組んでいます。
【地域の現状と課題】
❍子育て中または妊娠中の保活ママ
情報収集、見学予約など各種手続きの事務的な負担が大きく、子どもを24時間見ている中、保活によるストレスで精神的な負担が大きい。
❍保育施設
保育士不足となっている保育施設では、児童を定員まで受け入れできず、業務負荷も大きいことから、保育の現場は切迫していました。
❍岡山市
待機児童数が全国ワースト4位。(2020年4月)
【解決の必要性】
保育施設の膨大な情報をワンストップで把握できるポータルサイトを運営することにより、ママたちや保育士の負担軽減に繋がり、そして、待機児童数の低減等の岡山市の地域課題の解決を図っていきます。
【今後の展望】
岡山市を皮切りに、保育施設の情報検索エリアを広げていき、保活といえば「ほいらく」と言われるようなサービスにすることが目標です。
起業に必要な資金調達についてインターネットで調べているときに起業支援金を見つけました。その3日後に起業支援金の相談会があることを知り、すぐに電話で予約入れたことを覚えています。
相談会では、起業支援金の説明の他に、自身の事業の方針について相談に乗っていただけました。具体的なアドバイスをいただき、行動に移すことができました。
起業支援金を申請する際の事業計画書を作成することで、一人でやらなきゃと考えていたことを整理整頓でき、自分ひとりの力では、この速さで、起業を実現することができなかったと感じています。
そして、事業開始までに、支援機関の方のバックアップや各種専門家の方から的確なアドバイスを受けることができたのが心強かったです。