事例紹介

フランス料理による地元農産物の消費量の向上

地域活性化 岡山市
couleur(クルール)代表 岩本 尚也 氏

代表者岩本 尚也 氏

事業所名
couleur(クルール)
HP
https://restaurant-couleur.jimdofree.com/
住所
〒700-0976岡山県岡山市北区辰巳5-120
電話番号
086-246-0552
起業時期
2020年12月21日
事業内容
フランス料理店
営業時間
12:00-15:00 ( ラストオーダー14:00 )
18:00-22:00 ( ラストオーダー20:00 )
※夜は完全予約制(当日15時までに予約)
定休日
火・水
メディア紹介
タウン情報おかやま
SNS
couleur(クルール)のInstagramアカウント

自己紹介

私は、岡山市で生まれ、幼い頃から料理に興味を持ち、高校で料理の勉強を始めたことを皮切りに、国内外(鳥取、東京、フランス)で料理のノウハウを学びました。
特に、フランスの「レストラン・トロワグロ(ミシュラン3つ星) 」では、フランス料理の個性豊かな郷土料理と盛り付けの美しさに心を惹かれました。この時に、郷土料理とは、レストランが農家と直接交渉・仕入する仕組みであることを知り、食の大切さと料理の楽しさを肌で感じました。

岡山市産等農作物
岡山市産等農作物

起業のキッカケ

各地でフランス料理の修業をしているうちに、地元の岡山市で自分のお店を開き、岡山市を中心とした農作物を素材としたフランス料理を作りたい思いが強くなり、約3年間、起業の構想を練りました。
結婚、子供の誕生により、家庭を持ったタイミングで、東京から岡山へ移住・起業するための行動を開始しました。
そして、私と同じ子育て世帯に、岡山の食材を使った彩りあるフランス料理を食べていただき、笑顔になってもらいたい思いを抱きました。
当初、店舗の立地と運営について悩みましたが、父が経営するキッズウェア等のセレクトショップ「NORTH AMERICAN RAGSTORE」の知名度を活用し、お客様が買い物と食事を両方楽しめるお店づくりを進めました。

キッズプレート・キッズスペース
キッズプレート・キッズスペース

解決を目指す地域課題

【地域の現状と課題】
岡山市は全国有数の農業都市ですが、岡山市産農作物の消費意欲が伸び悩み、近隣の子育て世帯は、大型スーパーの総菜を購入するなど、岡山市産農作物への関わりが少ない状況でした。
また、農業者の担い手不足や高齢化により、農業を継続できる環境づくりと競争力強化への取組が課題となってきました。

【解決の必要性】
岡山市産農作物等を使ったフランス料理を提供することで、子育て世帯と農業者のつながりを創り、消費意欲の向上や農業が持続可能な環境づくりに向けた課題解決に取り組みます。

【今後の展望】
現在は、吉備中央町のジビエ、備前市の備前焼、美作市の豆腐など、県内の地域事業者及び地域産品と連携しています。今後もお客様に岡山の良さを知っていただき、ぜひ、県内各地に足を運んでもらいたいです。

相談した相手

約3年間、店舗レイアウト等の構想を練っていましたが、具体的なビジネスプランまでは作成できていませんでした。
私の兄から起業支援金制度を教えてもらい、補助金事務局に相談したことが申請のきっかけです。
私の思いと地域課題解決の目的が同じ方向性であったため、改めて地域の農作物やお客様のことを考え、実現するためのビジネスプランが作成できました。プランの作成により、私の思いが整理・明確になったとともに、補助金による資金調達がスタートアップに必要な設備投資及び運転資金の大きな手助けとなりました。そして、開店までに、支援機関の方のバックアップや専門家の方から的確なアドバイスいただけたことも有難かったです。

ビジネスモデル図