事例紹介

カフェと企画開発による地場産業の活性化

地域活性化 倉敷市
GO (店舗名: hajime 児島のカフェと雑貨店)代表 稲葉 剛 氏

代表者稲葉 剛 氏

事業所名
GO (店舗名: hajime 児島のカフェと雑貨店)
HP
https://www.in5.jp/hajime/
住所
岡山県倉敷市児島
起業時期
2021年4月28日
事業内容
カフェ・造形教室の運営、及び商品・イベント企画
営業時間
11:00~16:30
定休日
日・月・祝日
メディア紹介
タウン情報おかやま、オセラ、OnTripJAL
SNS
GO (店舗名: hajime 児島のカフェと雑貨店)のTwitterアカウント GO (店舗名: hajime 児島のカフェと雑貨店)のInstagramアカウント GO (店舗名: hajime 児島のカフェと雑貨店)のFacebookアカウント

自己紹介

1982年生まれ、栃木県那須町出身。筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザインコースでビジュアルデザインを学び、筑波大学大学院に進学。卒業後は玩具メーカーに就職し、キャラクターゲームの開発や男児向け玩具の開発を担当しました。その後、ゲームメーカーに転職し、戦国テーマのゲームタイトルを担当、グッズ化、コラボ、イベント、地方自治体や博物館との取り組みなどを行い、スマホアプリではプロデューサーとして企画の立ち上げから運営、サービス終了までを経験しました。
地方自治体との取り組みの中で地域活性化に興味を持ち始め、子育てをきっかけに地方移住を具体的に考え始めました。3兄弟を育てていますが、自分自身も3兄弟の末っ子です。

ワッフルプレート
ワッフルプレート

起業のキッカケ

これまで東京で働き、子育てを行っていましたが、東京一極集中の影響による人口格差が広がることで、地方における産業の衰退や人口減少の問題が顕著化しており、課題解決に向けた担い手を求めている事を知りました。
そこで自身の経験とスキルを活かし、地方へ移住する事で、自分自身が感じていた未来への疑問と地域課題を共に解決する事ができるのではないかと考えました。そして、2021年3月に東京都から倉敷市児島に家族5人で移住し、次世代を生きる子供たちの未来に繋がるような事業ができればと思い起業しました。児島を選んだ理由は、瀬戸内海による穏やかな気候の土地であり、繊維業等の地場産業の歴史に大きな可能性を感じたからです。

デニム・学生服の張子
デニム・学生服の張子

解決を目指す地域課題

【地域の現状と課題】
倉敷市児島周辺では、子育ての仲間づくり、地域資源や特産品を活用した新商品の開発、街の魅力を発信し人口流出に歯止めをかけることが課題だと感じていました。

【課題解決の効果】
移住起業者の新たな取り組みに対し、地元住民・企業の皆様から温かく迎えられ、子供向け造形教室「wakka」による地域住民同士のコミュニティ形成、また、「児島ラスク」、「デニム・学生服の張り子」等、地域資源や特産品を活用した商品を製作できました。

【今後の展望】
児島の人たちを始め、様々な人たちとの繋がりにより、地域活性化に向けた具体的なアクションが実現できています。今後は自身の経験を活かして地域内外の方々とコンテンツを活用した商品やイベントを生み出していきたいと思っています。

相談した相手

県外からの移住・起業のため、初めに補助金事務局の説明会に参加し、制度を把握した後に、管轄公的支援機関の児島商工会議所をご紹介いただきました。児島商工会議所では、専門家の方に事業計画書の作成相談にのっていただき、補助事業の目的である社会的事業(倉敷市総合計画等)を基準に、同じ方向である起業の理念とビジネスモデルが認識・整理でき、実現可能な事業計画書を作成する事ができました。
また、補助金の実績報告では、補助金事務局の方のご協力もあり、不慣れな事務作業においても手厚くサポートいただき大変助かりました。東京圏からの移住者施策の移住支援金は、倉敷市担当者に相談しながら、無事に申請することができました。

ビジネスモデル図