代表者立石 祐一 氏
久米郡久米南町で草刈り代行サービス事業を行っています。合同会社グリーンラボハレバレの代表社員立石祐一です。以前は東京の会社に勤めていましたが、住み慣れた地元のお役に立てることができればと思い、久米南町で起業しました。
当社は、ラジコン草刈り機等を活用し、棚田などの傾斜地が多い中山間地域の緑地管理負担を軽減させることが目的です。過疎地域は、少子高齢化や後継者不足により耕作放棄地が増加しているため、緑地管理を事業化することで、地域の課題解決に繋がるようお役に立てればと思います。まずは、久米南町を中心に取り組み、今後は岡山県内全域で活動できればと思います。よろしくお願いします。
以前は東京で福祉業に従事していましたが、地元の久米南町にUターンし、集落の草刈りに参加したところ、高齢者のみで手動の刈払い機を使用していることに気づきました。地域の慣例とはいえ、これから先のことを見据えて、この地域の持続可能な地域づくり・人づくりを考え始めたのが起業のきっかけです。
このような地域課題の解決手段として、ラジコン草刈り機等の草刈り代行サービス事業を起業し、緑地管理等により適正な管理やマンパワー不足の解消に取り組み、生まれ育った久米南町をはじめとする中山間地域の持続可能な地域づくり・人づくりを目指します。
【地域の現状と課題】
久米南町は高齢化率岡山県内1位(国勢調査)のため、農業等の後継者不足や耕作放棄地の増加が課題です。また、中山間地域の緑地管理の草刈りは、重労働で危険が多い作業であるため、作業の効率性や少人数でも対処できる対策が求められていました。
【課題解決の効果】
ラジコン草刈り機などの設備の導入により、地域の草刈り作業が安全・安心にかつ効率的に実施できます。また、定期的に緑地管理を請負うことで、耕作放棄地等の抑制に取り組みます。
【今後の展望】
現在は、地域住民が手動の刈払い機で草刈りを行うことが当たり前ですが、将来的にはマンパワーだけでは限界があります。ラジコン草刈り機等の導入により、地域の草刈り作業の負担軽減や効率化を目指します。
緑地管理の課題解決方法を模索していたところ、インターネットでラジコン草刈り機を知り、大変興味があったため、まずは、ラジコン草刈り機を取扱いしている長野県の専門業者や販売代理店に電話で相談しました。また、長野県にラジコン草刈り機の視察し、設備の良さや課題などの運用方法についてオープンにお話しすることができました。
そして、起業にあたり、管轄公的支援機関の久米郡商工会久米南支所に何度も相談にのっていただき、事業計画書作成から補助金の実績報告手続きまでサポートしていただけました。おかげさまで、高額な設備投資の負担が軽減でき、計画に基づき順調に起業することができました。関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。