事例紹介

旧高田幼稚園を利活用した自家焙煎珈琲屋

過疎地域等活性化 津山市
NiBBLES COFFEE!代表 松田 直起 氏

代表者松田 直起 氏

事業所名
NiBBLES COFFEE!
住所
〒708-0807岡山県津山市下横野1172-5
起業時期
2021年1月15日
事業内容
飲食業(コーヒー、カフェラテ、フルーツサン ド、焼菓子、スムージー、コーヒー豆等)
営業時間
10:00~17:00
定休日
月曜日
メディア紹介
山陽新聞、オセラ、タウン情報おかやま、NHK岡山
SNS
NiBBLES COFFEE!のInstagramアカウント

自己紹介

津山市出身。お店がある旧高田幼稚園から車で5分の場所に自宅があり、家族は妻と小学5年生の女の子がいます。
このコーヒー屋を始める直前まで、13年間、酒の小売店に勤め、酒類の配達や商品の仕入、新規オープンの居酒屋やスナックとの商談を担当していました。
4〜5年前からコーヒーに興味を持ち始め、仕事が休みの日には、県内外のコーヒー店巡りや、自分で焙煎して抽出したコーヒーをイベントで試験的に販売し、美味しいと言ってもらえるのが楽しみになっていました。

店舗外観
店舗外観

起業のキッカケ

私は、コーヒーという飲み物が、若い人からお年寄りまで対等に会話ができるツールだと感じ、人と人を繋ぐ力があると思っています。また、自分の淹れるコーヒーを通じて地域の方が、近況報告や他愛も無い会話が毎日できる場所になれば最高です。
そんな思いの中、旧高田幼稚園の利活用に取り組む知人から一緒に出店しようと声をかけていただいたことが起業のきっかけです。
そして、旧幼稚園を地域のコミュニティとしての機能を兼ね備えた複合施設とするため、リノベーションに3店で一緒に取り組むことになりました。

旧高田幼稚園正面
旧高田幼稚園正面

解決を目指す地域課題

【地域の現状と課題】
津山市では、少子化、核家族化、女性の社会進出などにより、幼稚園利用者が減り、保育園利用者が増えていることや、幼児教育の充実、設備維持費・人件費などの財政コストの削減等が地域課題でした。
【解決の必要性】
旧高田幼稚園周辺には、小売店や飲食店もなく、廃園後は益々閑散としていましたが、人気のパン屋やギャラリーやカフェが入る複合施設としてリノベーションし、幼稚園施設の遊戯室・テラス・園庭は、フリースペースとして、子供たちが遊べる公園として開放しています。
【今後の展望】
月1回程度、地元野菜の朝市や飲食店等に出店してもらうマルシェイベントを開催するなど、子供からお年寄りまでの地域住民が旧高田幼稚園に集い、地域の賑わいを創造することが目標です。

GIESEN焙煎機
GIESEN焙煎機

相談した相手

起業にあたって、活用できる補助金制度の情報収集のため、つやま産業支援センターを訪ねたところ、この支援金を紹介していただきました。事業計画の作成は、最寄りの支援機関である津山商工会議所にアドバイスいただき、ブラッシュアップすることで、開業に必要な準備や費用がより明確になりました。同時に金融機関への創業融資もスムーズに受けることができました。コロナ禍ですが、今のところ計画を上回る売上を確保でき、順調に営業できています。
また、この支援金を活用できたお陰で、自分がこだわるコーヒーの味を引き出すのに高価格で創業時は無理かもと思っていた海外製のGIESENの焙煎機を導入することができ、安定的に質の高いコーヒーを提供できています。

ビジネスモデル図