代表者中田 晶三 氏
倉敷で生まれ育ち、大学で花卉(かき)園芸(えんげい)を学ぶために故郷を出てから40年。
その間、東京の花卉園芸会社にて花や緑のある豊かな暮らしの普及を目指し、店頭やWebはもちろん、様々な会社とのコラボレーション企画や実施に携わる機会に恵まれました。
定年が近づくにつれ、これらの経験を活かし、故郷の倉敷に恩返しがしたいという思いが強くなり、移住と起業を決意しました。
倉敷市は美観地区等の観光地として、全国的に高い知名度ですが、域外への地元産品(陶芸やガラス工芸等)のPRや域内で地元産品に触れる機会が少ないことが課題だと感じていました。
その地域課題への解決方法として、苔玉のまんまるい見た目の親しみやすさを活かしつつ、地元産品を原料とした器・雑貨等と組み合わせ、倉敷地域の新商品を開発し、販売拡大を目指します。
さらには苔玉を作り、育てる機会を通じて地域の方々の継続的なつながりを生み出し、深めることにも貢献したいと思っています。
生活環境も大きく変わることから最初に相談したのは妻でした。60歳になったら生まれ故郷の倉敷で起業したいと以前から伝えていましたが、東京で岡山県主催の岡山移住フェアに参加・相談(当時58歳)し、起業支援金・移住支援金を知ったことが大きな転機となりました。