代表者藤原 洋平 氏
私は、高校卒業後、国内外(岡山、広島、山形、イタリア)のレストランで働き、研鑽を積んできました。特に、山形県のアルケッチァーノでは、レストランと地域の生産者とのつながりの深さや、地域に根ざしたレストランの在り方を学びました。
総社市の食材をふんだんに使用し、素材の味を最大限に活かしたイタリア料理を提供する trattoria noi (イタリア語で【私たち】)を総社駅前で開業することで、総社駅前の賑わいを創出したいと思い、起業しました。
また、地産地消のイタリア料理を提供するには、総社市内の生産者の協力が必要不可欠であり、生産者も含めた【私たち】の思いを料理と一緒に消費者へ提供したいという願いが込められています。
さらに、総社市内だけでなく、総社市外の方々にも総社市産農産物の美味しさを発信します。
【地域の現状と課題】
・総社駅前の空き家及び未利用地の増加による地域活力の低下や街の安全性低下。
・地産地消による地元農産物の生産・販路及び利用の拡大。
【課題解決の効果】
総社駅前の空き家を店舗に利用することで、総社駅前の地域活性化に貢献する。また、総社市産農産物を提供するとともに、生産から調理までのプロセスを店舗案内やSNS、接客を通じて発信することで、総社市の食環境に対する関心を高め、地産地消を推し進める。
【今後の展望】
現在、総社市の耕作放棄地を活用し、自ら無農薬で野菜を数種類栽培しています。今後はイタリア品種の野菜を中心に、生産を拡大し、店舗で提供していきたいと思います。
当初は、総社市での開業といった、漠然としたイメージしか無かったのですが、総社市役所やSスタ(総社移住・創業サポートセンター)などに相談したところ、店舗物件や資金調達などの貴重な情報を得ることができました。その中で、おかやま起業支援金の存在を知り、補助金事務局に相談したことが申請のきっかけです。
また、補助金事務局にアドバイスをいただきながら事業計画書を作成していく中で、商圏やターゲット顧客などが明確になり、オープン後の価格設定やメニュー構成の参考になりました。