事例紹介

地域社会と連携したデニム製品の製造・販売

地域活性化 倉敷市
Ura studio代表 舟越 正恵 氏

代表者舟越 正恵 氏

事業所名
Ura studio
HP
https://urastudiostore.com
住所
岡山県倉敷市
起業時期
2022年5月14日
事業内容
バッグ類・雑貨等のデザイン企画、製造、販売
販売場所
オンラインショップのみ
メディア紹介
テレビせとうち、RSKラジオ、山陽新聞、読売新聞、タウン情報おかやま
SNS
Ura studioのInstagramアカウント

自己紹介

服飾デザイナーとして約30年間、主にバッグのデザインと製作を手掛けてきました。現在、倉敷市児島地域のアパレル関連工場から発生する規格外生地や残布などを使用してバッグや雑貨のデザイン企画・製造・販売をしています。
「一生使い続けたい。」そう思っていただけるような、美しい素材を活かしたベーシックかつ一捻りあるコレクションを製作しています。

デニム商品
デニム商品

起業のキッカケ

服飾デザイナーとして約30年間、主にバッグのデザインと製作を手掛けてきました。経験から得たアパレルビジネスに関する知識、技術、メーカー等との繋がりが自身の強みであり、その強みを活かして岡山名産のデニム、帆布の残布を使ったものづくり事業を展開することで、社会問題を解決しながら岡山のプレゼンス向上に貢献したいと考えていました。
令和4年7月に岡山備中県民局が主催する「備中流!産業による地域おこし支援事業」に応募、採択され同局より専門家を派遣いただき、考えを形にすべくクラウドファンディングを実施したところ、商社からの引き合いや県民局からのバイヤー紹介があったため、本格的に事業を立ち上げることを決めました。

製作工程
製作工程

解決を目指す地域課題

【地域の現状と課題】
衣料品の生産背景には、衣類になることなく捨てられていく糸や生地が存在しています。岡山県の名産であるデニムや帆布の製造現場や生地を使用する商品の縫製工場でも、生産効率を重要視するプロセスの中で新品同様の生地が大量に廃棄されてしまうという課題が存在しています。

【課題解決の効果】
本事業では、そうした廃棄される運命にある生地や糸を新しい商品として生まれ変わらせることによる課題解決を目指して製品づくりをしています。製品へのこだわりはもちろん、地域社会と連携した製作・販売活動によって、地域活性化や繊維産業の持続的な発展に貢献します。

【今後の展望】
製作活動を継続し、より多くのお客様へ製品を届けることにより、デニムや帆布を通じて瀬戸内エリアの産業や文化の魅力を世界に向けて発信していきたいです。

ツイストトートバッグ
ツイストトートバッグ

相談した相手

備中県民局にて起業ノウハウやネットワーク構築の支援、おかやま起業支援制度の紹介をしていただきました。
申請時には補助金事務局や岡山県よろず支援拠点のコンサルタントに相談しながら進めました。起業支援金採択後は補助金事務局にも相談させていただき、事業計画書のブラッシュアップや補助事業の進捗管理・実績報告手続きを行いました。
他にも、岡山県産業振興財団からのサポートや児島のアパレル関連工場の皆様からのご意見等、多くの方々にご協力いただき、起業を実現することができました。

ビジネスモデル図