代表者髙木 一真 氏
１９８３年生まれで愛知県出身です。約１０年前に岡山県美咲町へ移住し、古民家を改装した天然酵母パンのココペリ及び古道具の店Salvageを妻と行っております。
令和４年に、近くの場所で、とても見晴らしの良い古民家を譲って頂く事ができ、一棟貸の宿Otoを開業致しました。
私は以前、会社員をしていましたが、子育てを機に四季折々の景観が広がる美咲町に移住し、現在は、妻が代表の天然酵母パン「ココペリ」に従事しています。
また、美咲町に１０年住み続け、改めて自然に囲まれた環境（自給自足、子育て、仲間との助け合い等）の中で、私たちの様に美咲町の自然に触れることで、生活をリフレッシュできる機会を多くの方にぜひ伝えたいと思い、家の近くであり、「つなぐ棚田遺産」に認定された大垪和西棚田の古民家を取得し、利活用する宿泊業「Oto」の起業を決意しました。
美咲町への宿泊をきっかけに、忙しい日々を過ごす子育て世帯などが、一度立ち止まり、自然環境に身を置くことで、気持ちをリフレッシュしていただきたいです。
【地域の現状と課題】
・人口減少、高齢化による空き家の増加、お祭りなどの伝統行事の継承
・若者層の人口流出により、美しく広がる棚田の後継者不足
・当地域周辺の宿泊場所の不足。宿泊を通じた滞在型プランの不足
【課題解決の効果】
・宿泊を機に、美咲町の自然環境の美しさや歴史を知ることによる関係人口及び移住者の増加。
・地域産品（棚田米、野菜、美咲姫牛など）の提供により、消費量の増加、認知度の向上、そして、第一次産業への関心の高まり。
・宿をハブとした滞在観光型プランの実施による周辺のお店への集客効果。
【今後の展望】
WEBサイト、SNS等でOtoの認知度を向上させ、様々なお客様にご利用していただき、同時に四季折々の美咲町の景色、魅力を発信していきたいと思っています。
また、美咲町の関係人口の増加、そして移住に繋げることで、地域課題である人口減少の抑制の解決を目指します。
起業にあたり、管轄公的支援機関の久米郡商工会と補助金事務局の岡山県商工会連合会に何度も相談にのっていただき、事業計画書作成から補助金の実績報告手続きまでサポートしていただけました。
起業支援金を活用することで、古民家改修費用の負担が軽減でき、計画に基づき順調に起業することができました。関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
