事例紹介

移住相談ができるチルアウトなリノベカフェ

過疎地域等活性化 備前市
caféかも食堂代表 井上 卓也 氏

代表者井上 卓也 氏

事業所名
caféかも食堂
住所
〒701-3204
岡山県備前市日生町日生2724
電話番号
0869-92-4303
起業時期
2023年1月31日
事業内容
カフェ・物販・移住相談・交流会
営業時間
11:00~16:00
定休日
月曜定休日+不定休
メディア紹介
タウン情報おかやま5月号、山陽新聞、OHKテレビなんしょん、
岡山経済新聞(Web)
SNS
caféかも食堂のInstagramアカウント caféかも食堂のFacebookアカウント

自己紹介

井上 卓也:東京生まれ東京育ちの江戸っ子。音楽とファッションが大好きです。色んなタイプの人と出会う機会が多かったため、人と話すことが得意です。カフェ営業やイベントを通して人と人を繋げられたらと思っています。
井上 なほ子:静岡県出身。8人兄弟の大家族の中で育つ。大学から上京し、東京にて10年ほど勤務。現在は地域おこし協力隊として、ユースセンターにて子供たちの居場所・学びの場づくりをしています。

店舗外観
店舗外観

起業のキッカケ

家業である町工場の廃業を機に、東京からの移住を検討するようになり、友人(キャンプ場経営)がいる備前市日生町頭島に何度も足を運ぶ中で、地域を良くしたいと奮闘する人々に出会い、当地域に魅了されました。地域住民から生活の困りごとを聞く中で、住民が抱える問題を解決し、一緒に地域を盛り上げるコミュニティカフェを開業したいと思い、夫婦で令和4年4月に移住を実行しました。
また、実際に移住し生活をした経験から、知人等の身近な支援者の必要性を強く感じ、カフェを移住相談ができる交流の場にしたいと思い起業しました。

店舗内装
店舗内装

解決を目指す地域課題

【地域の現状と課題】
備前市は高齢化が顕著で、中でも頭島の高齢化率は55.9%と超高齢化社会に突入し、20~30代の子育て世代の転出も顕著です。
また、備前日生大橋開通により定期船の便数が半減し、定期船の待合所での住民同士の交流減少、島内商店の客離れ、車の運転ができない人の買い物格差などの問題が顕在化しています。

【課題解決の効果】
・コミュニティカフェによる地域住民交流の場の創出。
・各機関と連携した観光客の誘致及び移住検討者の相談交流会の開催。
・地域交流拠点による魅力的な地域づくりに取組み、若者世代の移住・定住、関係人口の増加。

【今後の展望】
開店するまでの期間に、備前市の工芸品・装飾品の作家さん達とのいい出会いがありましたので、今度は私たちが備前市のアンテナショップを目指します。
また、頭島には各種店舗がないので、カフェに本棚を作り、自分たちの好きなジャンルの本や雑誌、地域の情報を知れる本などを置き、地元の子供たちにカルチャーを伝えていきます。

相談した相手

管轄支援機関の備前東商工会には、事業計画書や起業支援金に関連する書類作成をアドバイスいただき、資金調達の際には、日本政策金融公庫との面接対策などを相談にのっていただきました。現在も経営のサポートをしていただいています。
また、カフェ開業までに、地域で飲食店を経営しているオーナーさん達に店内のレイアウト等の相談に乗っていただいたり、コーヒーの淹れ方、カフェの心得などをご教授いただきました。
移住相談については、NPO法人 ふるさと回帰支援センターや備前市の移住定住課の担当者様に相談しました。

ビジネスモデル図